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こんばんは。
マザーズタッチ店主のサハラです。


展覧会初日。
最初のお客さまは
ギャラリー前を通りかかった
ご近所にお住い(と思われる)の
マダムでした。

というのも、大きなエコバッグから
2本のバゲットが顔を出していたからです。
買い物途中でふらりと立ち寄った、
そんな感じでした。



そのマダムは、会場をひと回りして
ワンピースを色違いで
2枚試着されました。
サイズは合っていたものの
色で悩んでいるご様子。


オープン直後の最初のお客さまであり、
接客に慣れていない身のわたしは
緊張していたと思います。

がっ。
パリまで来て
オドオドしていてどうする自分。
その作品に込めた思いを
説明しないでどうする自分。
フランス語が話せなくても大丈夫…、
なハズはないけど。
(スタッフさんの通訳サポートがありました)
(という段取りも初日はよく分かっておらず)



「どちらにしようかしら。」


「こちらを着た時の方が
 顔が明るくなりましたよ。」

「あぁ、やっぱり。
 そうね、それじゃあ、これにするわ。」


(えっ?! )
そう思ったのは、
マザーズタッチ出展作品の中で
そのワンピースはいちばんの高額品であり、
また、事前に現地パリ在住のマダムに
リサーチを兼ねて価格について聞いた際、
少し高いと評されていた
ワンピースでもあったからです。
なので、一番最初にすんなりと売れたことが
にわかには信じられない思いでした。

 

「じゃあ、
 そこのATMでお金をおろしてきますね」

今回の展覧会でのお支払方法は
「現金のみ」でした。
カード社会のフランスでは
多額の現金は持ち歩きません。

お客さまの利便性を考えれば
クレジットカードやPayPalを
ご用意せねばでしたが、
諸事情により
「現金のみ」とさせていただきました。



マダムはほどなく戻ってきて、
めでたくお買い上げ第1号の
お客さまとなりました。
 
わたしの拙い英語での説明を
スタッフさんがフランス語で
伝えてくれるのですが、
顔が明るくなる旨をお伝えしたとき
「あなたの言っていることワカリマス」
との優しい笑顔が思い出されます。
ふわぁと入ってきた風のような方でした。


その第1号のマダムをはじめ、
ビオレッタちゃんのパパもそうでしたし、
明日以降に登場予定の
ピアニストのムッシュなど何人もの、
「ATMでお金をおろしてきますね」
がありました。

みなさん、
その節はご足労をおかけしまして
申し訳ありませんでした。
あらためて心からの感謝を
お伝えいたします。
ほんとうにありがとうございました。


続く。

★↓バリ展報告まだまだ続きます↓★
パリ展1日目、現地より生報告。本日のドラマその1。
パリ展2日目、現地より生報告。本日のドラマその2。
【パリ展報告1】無事に終わりました、ありがとうございました。
【パリ展報告2】関わってくれた全てのみなさんにありがとう。
【パリ展報告3】展覧会前日/搬入とディスプレイ作業
【パリ展報告4】ディスプレイのこと、あれこれ。
【パリ展報告5】隊長としての最も大切な任務とは。
【パリ展報告6】自分のお金で買いたいの。ドラマその3
【パリ展報告7】ATMでお金おろしてきますね。ドラマその4 (このページです)
【パリ展報告8】ピアニストのムッシュ。ドラマその5

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