2020.10.10 Saturday-

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マザーズタッチ / ブログトップ / ショップ運営徒然話 / 翳ってたココロが金継ぎのおかげで少し晴れました。

 

こんにちは。

アップサイクル研究家のサハラです。

 

Facebookページでの更新ばかりで、こちらではお久しぶりです。ホームがお留守になってはいけませんね。これからはこちらの更新に努めます。(いや、ほんと)

 

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2月中旬、東京から5人のお客さまがいらっしゃいました。マザタのInstagramを見て「金継ぎやりたい!」と、去年12月に連絡をもらったことがきっかけでした。同年9月末、ポートランドでチラリとお会いしたHさんからでした。

 

「金継ぎワークショップの最少催行は5人です。5人集まれば、わたしが東京へ出向きますヨ」そう伝えたところ、「マザーズタッチへ行きたいんです〜」と、レンタカーを使ってまで来てくださった次第。(そりゃもう嬉しいに決まってます♡)

 

前日には「いよいよ明日ですね。みんなワクワクしております〜」。帰途の車の中でも「楽しかったね〜、と大満足でした」。翌朝には「昨日の楽しかった余韻に浸りながら出勤中です」などなど。来る前〜帰る途中〜そして翌日までも、ありがたい言葉をたくさんいただき、ワークショップ主催者としては嬉しい限りの数日間でした。

 

それだけでも、十分に嬉しいデキゴトでしたが、後日談がありました。Hさんご自身が金継ぎした写真をInstagarmにアップしたところ、ご友人から「金継ぎをやりたい」と連絡があり、2年ぶりに会って楽しい時間を過ごしたとのこと。

詳しい内容は割愛しますが、Hさん友人はしばらく元気がない時期を過ごしていたけれど、金継ぎでお気に入りのうつわを直したことがきっかけで、趣味だった「また〇〇をやってみよう」など元気になったこと。その様子を見ていたご主人からもとても喜ばれ、Hさん自身も嬉しくなったとハートウォーミングが報告があり、読んでいて泣けてしまいました。

 

誰にでもあるココロに陰りがあるシーズン。割れたり欠けたりヒビが入ったうつわを直すことで自分のココロを晴らしたことは、わたしも何度も何度も経験済みです。それは金継ぎに限らず、ダーニングや刺し子や裂き織りなど、黙々と手を動かしていいるうちにいつの間にか、、、なのですが。

 

 

何度も書いていますが、マザタのワークショップは宿題がなく1回参加すればできあがるものがほとんどです。マザタのアトリエテーブルに座ったとき、すべての材料が揃っていることはもちろん、シンプルに作業が進めることができるよう、そのための準備を念入りに行なうのは主催者としてあたりまえのこと。

 

 

ワークショップの参加者が、「あぁ、楽しかった。家でもう一度やりたいなぁ」と思った時のために、例えばダーニングでは帰り際に2本の糸をプレゼントしますし、金継ぎであればキットを用意してあります。そのキットも、2年前から比べると内容が少しずつアップデートしています。

 

「欠けた器を埋めるナニカ」

 

「金粉を塗料にするナニカ」

 

「金の塗料を使って描くためのナニカ」

 

この「ナニカ=変数」はノウハウやテクニックはわけですが、これらの変数を減らすことで、もっとシンプルかつオリジナルな金継ぎができるのではないか、、。

 

わたしは、簡単にできることとシンプルにできることは違うと考えています。参加者のみなさんが「手軽」に「シンプルにでき」て、かつ「楽しく」過ごせるワークショップのTips(山ほどの失敗体験から生まれたもの)があります。幸か不幸か、わたしは不器用なので、参加者のみなさんからの!や?を簡易に言語化することができます。なんでもそうですが、できる人にとっては簡単にできることも、できない人には!?!?!?なんですよね、、、。このあたり、痛いほど体験してきたワタクシ。不器用さがワークショップの役に立つなんてねぇ、しみじみ(笑)

 

 

金継ぎキットの販売は、マザタでワークショップを体験した方にのみ販売しています。キットの中に入っている取扱説明書には、金継ぎの仕方のページに飛べるQRコードが記されています。日本語はもちろん、フランス語、中国語、英語の4か国語です。はい、2年前から続けているワールドツアー先の言語です。新しい国での開催が決まるたび翻訳をお願いし(お金かけてます)、現地では通訳者を介しお伝えしてきた内容です。

 

 

この取扱説明書には著作権はありません。なにかの経緯でこのページにたどり着き、自分で材料を集め取扱説明書のとおりにやれば、ワークショップに参加せずともできます。わたしの最初の1歩が、本と首っ引きで手をパテで固まらせながら、金の塗料を垂らしてキャーキャーワーワー言いながらやったように、誰でもできます。

 

 

なのですが。ごていねいに、ワークショップに参加された方から「金継ぎを行なってもいいですか?」との連絡も度々いただきます。詳しくは書いてないものの、金継ぎを介したナニカのワークショップをするのかなぁと想像しています。仕事場を主宰をする方に多い「仁義を通す」仕事のスタイル。かっこいいなぁと思います。

 

 

どんどん金継ぎをやってください。世界で唯一、日本の美しい修復技法である金継ぎをじゃんじゃん広めてほしいです。わたしはアップサイクルのテーマですが、それぞれに違うテーマで金継ぎが広まることを想像するとワクワクします。いつか、そちらのワークショップにも参加したいです。

 

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去年の10月末、軽井沢まで軽トラですっ飛んで行き、参加した呼び継ぎワークショップでのこと。台風19号の影響で参加者の多くがキャンセルになり、あまりに少ないからと(たぶん)賑やかしに主催者身内の小学生たちが参加していたのです。その小学生たちが作る呼び継ぎ作品がこれがまー素晴らしくて。

 

チマチマとまとめがちな自分の成り行きにショボ〜ンとしたり、帰途の首都高羽田あたりでガス欠間際になってしまい大慌てで降りるも、日曜夜はガソリンスタンドが開いておらず、信号で止まるたびにプッスンと動かなくなるのでは、、、との恐怖心と戦いつつ、やっと見つけたガソリンスタンドでは軽トラの給油口の開け方が分からず、四苦八苦したことなど、マジで泣いていたのも時間が過ぎると笑い話になるものですね。

 

 

 

それらのデキゴトすべてと、あれから4か月の時間を経て、ポーンと弾けた感じのものを作りました。ナニゴトも経験というか、「動くと、動く」のだと4か月前の自分にいいね!ボタンを押しつつ、3日後からの台北出張に持参すべく荷造りしてます。

 

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アップサイクルとはなんぞや?

 

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アップサイクルとは、一度役目を終えて廃棄物や不要となったものにアイデアやデザインなど手間を加えることで、新しい価値を持ったモノやコトにアップグレードさせることです。

 

"もったいない" 思いを、

手間と時間を加えることで

新しい形にするコト。

 

それがマザーズタッチのアップサイクルです。

 

 

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どうぞよろしくお願いします。

 

 

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